イタタタっ 少しだけ意識高い底辺の悪あがき

超多留年→既卒フリーター→希少ガンステージⅣになった正真正銘職歴なしド底辺が、ニュースのキュレーションとか本の要約しちゃう痛いブログ

底辺から見るニュース「バンクシーが医療従事者を称賛する新作を公開したってよ」


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どーも、準一です。
 
この記事は、社会の構成員としてほとんど機能していないガチ底辺が、
日々のニュースをサクッとキュレーションしていくシリーズです。
 
主だった構成としては、
1.ニュースのシンプルな要約 
2.周辺知識や参考トピック 
3.世間の反応 
4.底辺から見える景色 
の4軸で成り立っています。
 
社会的弱者に付き合う時間なんかないわ!!
って人は、最初の5W1H記法に則った
「ニュースのシンプルな要約」
だけにでも目を通していただければ、ごみ底辺冥利に尽きます。
 
 
私に存在理由をください(土下座懇願)
 
 

ニュースのシンプルな要約

いつ?

 2020年5月7日

どこで?

Instagramで

誰が?

 バンクシーが

何したん?

 "Game Changer"

という作品を公開したってさ。

なんで?

新型コロナウイルスで最前線に立つ医療従事者を讃えるためだとさ。(解釈に正解はなし)

具体的な内容は?

【構図】
デニムとTシャツ姿の少年が、右腕が前方に伸びてヒーローが空を飛ぶ姿勢のような看護師の人形を手にしている。

かごの中にはバットマンとスパイダーマンの人形も見えるが、子供の関心は天使に向かっている。

しかし少年の表情は無邪気に楽しんでいるようには見えない。


【色彩】
基本的にはモノクロだが、看護師の人形の「赤十字」だけ彩られて強調されている。


【実物】

1平方メートルのキャンバスの作品は、イギリスのサウサンプトン総合病院の協力を得て、救急病棟近くのロビーに飾られている。

【バンクシーのメモ】
「あなた方のご尽力に感謝します。白黒ではありますが、この作品で少しでも現場が明るくなることを願っています。」というメモを病院関係者に残した。

 

参考トピック

関連ワード

"バンクシー"

イギリスを拠点とする匿名のストリートアーティスト、政治活動家、映画監督。

落書きとダークユーモアを組み合わせ、世界各地のストリート、壁、都市の棟梁に作品を残し、反資本主義や反権力などの主張が強いグラフィテイや、美術館・博物館内に無許可で作品を陳列するなどのパフォーマンスにより、「芸術テロリスト」と称するものもいる。

落書き行為は犯罪であるため、行政が清掃などの際に消去・撤去する例もあるが、逆にアクリル板で保護をする建設物所有者もいる。

 

"ゲームチェンジャー"
主にスポーツ試合の途中で交代参加し、流れを一気に変えてしまう選手のことを指す。

そこから転じて、これまで当たり前だった助教を大きく一変させるような人や企業、出来事のことを意味する。


"国民保険サービス(NHS=National Health Service)"

イギリスの国営医療サービス事業のこと。

包括的な保険医療を全国民に無料で提供することを目的とし、1948年から実施されている制度。

医療保障の方法は2つに大別される。

「社会保険(医療保険)方式」=医療にかかった費用の保障に適している。

「保険サービス方式」=予防やリハビリテーションを含めた保険医療そのものの保障に適している。

先進資本主義国家では後者を採用する例は少なく、イギリスの制度は代表例となっている。


"ぜんじろう"

吉本興業所属のお笑いタレント。

大阪芸術大学芸術学部デザイン学科中退。

師匠は上岡龍太郎。

「平成の明石家さんま」と称されたこともあるらしい(俺は知らん)

比較できる過去事例

「My wife hates it when I work from home」

2020年4月15日にInstagramに投稿された。自宅の洗面所でねずみたちが遊んでいる姿を描いており、「家で仕事をすると妻が嫌がる」添え書きで、世界的な在宅勤務の流れを意識した投稿。(諸説あり)

 

ニュースに対する反応

小池 藍(GO FUND, LLP, GP, 代表パートナー)

 バンクシーのコロナ関連2作目で、「今までとはヒーロー/ヒロインの定義が変わるよ」という意味合いの作品を作ったようだ。

バンクシー本人のインスタで公開されいるので間違いなくホンモノであり、今後オークションにかけられて売り上げは保健機関に寄付されるとのこと。

現代アートはコンセプトやストーリーを展開するのが特徴だが、今作品はまさにそれを体現している。

「医療従事者の使い捨ての問題提起では」という人もいるが、バンクシー自ら「Game Changer」とタイトルを銘打っているので、使い捨ての問題提起ならもっと違うタイトルになるはず。

皮肉を含んでいるとすれば、描かれているのが敢えての黒人女性なので、今回の件でヒーロー/ヒロインになったのが「黒人」(看護師には低所得者の黒人が従事するケースが多い)、「女性」になったということが考察できる

かごに入れられているバットマンとスパイダーマンは白人男性なので、今まで目を向けてこなかった人種に我々は助けられているということを読み取ることが出来、まさに大胆なGame Changerである。

 

廣津留 すみれ(ヴァイオリニスト/ Smilee Entertainment CEO)

 いつもはリアルなタッチが特徴だが、この看護師人形の目がコミックタッチで新鮮

5月12日はInternational Nurse Dayというタイミングもあっての作品か。

皮肉?警鐘?派

 スパイダーマンやバットマンみたいに使い捨てるという皮肉だと思ってしまうのはさすがに捻くれ過ぎか?

「医療従事者を讃えているけど、他のおもちゃみたいに使い捨てしてはいけない」という風刺と受け取るのが正解か。

医療従事者を消費してはいけない派

 医療従事者の使い捨ては絶対にしてはいけない。

看護師の人形が高く掲げられていることからそういったメッセージをくみ取ることが出来、社会がそうなりつつあることを風刺しているのでは?

アートの解釈は人それぞれなところが良い派

 もともとバンクシーは何重にも意味を重ねた風刺が得意、

看護師女性以外の人形が床置きではなくわざわざわかりやすくゴミ箱のようなものに入っている描写になっているので、単なる称賛ではなく「流行りもののおもちゃのように持ち上げた後で使い捨てにするのはやめよう」というメッセージが強いように感じた。

いずれにせよ、観る人の分だけ解釈があり、正解がないのがアートの良いところで、後でオークションにかけられるのもバンクシーらしい。

 

手塚 マキ(歌舞伎町振興組合理事 Smappa!Group会長)

 バンクシーは人が変わったとしか思えない。

推測されているようなどのメッセージだとしても、アートの力を感じない

作品に関して偉そうに批評する資本主義の権化である我々こそがバンクシーの敵であり、そういう人達は今後のビジネスを行う上で衛生管理・医療従事者への感謝は必至であって、忘れる人は少ないだろう。

しかし、本来のバンクシーは医療従事者への感謝を忘れてしまうほどその日で手一杯のような弱者の味方のはずであり、そんな人たちに「忘れるな」というメッセージを送るだろうか。

10年ほど前パレスチナまで彼の作品を観に行ったが、風景の中に溶かされて、ほぼ消されていたり、風化して痛々しく、人もいない場所で、ただそこに「在る」彼の作品群が、私にとってのイスラエル、パレスチナ旅行をただの観光では終わらない深遠さを生み出してくれた。

今、我々は本当にアートの力を求めているように思う。

 

※ここに載せるものは第三者の意見であり私個人の思想を反映させるものではありません。
私もできるだけフラットな目線を持つように心掛けますが、"私が第三者の意見を掻い摘んで紹介する"というプロセス上、私の偏った考え、或いは知識不足等に起因する誤解釈によって第三者当人が意図しない表現になってしまう可能性もありますので、予めご了承下さい。

 

底辺から見える景色

 今回は社会情勢とか堅苦しいテーマじゃなくて、ある意味取っつきやすいようなことを題材にしてみたから、この記事を書くのに費やす時間は短く済むなーって思ってたけど、いろんな人の解釈を見ると新しい発見とか気付きもしないような着眼点があることに気付けて、意外と時間を費やしちゃったけどこれはこれで楽しい時間だったわ。

 

もちろん僕は芸術やアートに対する感度なんて一般的だから浅い解釈しかできないし(ってか正直解釈自体も放棄して他人の批評を受け売りにしてるかも)、こういう話題になるニュースもある種の「暇つぶし」程度の消費だったけど、やっぱり少しでも調べてみると価値観は広がるね。

だからと言ってこれ以上は調べようとは思わないけど、確実に自分の世界観は少しだけ広がったような気がする。

 

ちなみに、少年ジャンプ+っていうジャンプ系列のアプリで大人気で池田エライザさん主演でドラマ化もされた「左ききのエレン」(かっぴー/nifumi)ってマンガをここ2年くらい読んでて、作中でもバンクシーが出てきてニューヨーク近代美術館で芸術テロをする話がめっちゃ面白いよ。

 

どうでもいいけど僕の推しはやはりさゆりです。

最初の束縛恐怖女→知性でめちゃくちゃ頼れるかっこよすぎる女性への成長がたまらなすぎるね。

 

 

、、、、、、、

 

 

ってことでやっぱり自分のオリジナル解釈はないわ笑

 

でも「芸術」とか、あとは全然関係ないかも知んないけど「大自然」とか、自分では決して思いつきもしなかったり、太刀打ちできないような圧倒的なものに「ただただ打ちひしがれる」感覚って好きなんだよなー。

 

ナイアガラの滝とかオーロラとか砂漠とかそういうの。

 

なんの話してんのか自分でもよくわからんけど、これにて〆で。

 

 

あ、関連ワードの「ぜんじろう」についてなんもかいてねぇ

 

 

 

 

ニュースソース

BBC News 

 https://www.bbc.com/japanese/52568993

https://www.bbc.com/news/entertainment-arts-52556544

美術手帳  https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/21852/pictures/1
東スポ Web  https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/1843584/

 

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